アクアマリン 新宮寺さくらレビュー(?)

サクラ大戦ってゲームが昔ありまして。多分手前が小学生ぐらいの時の話なんですけど。ある時コミックボンボンを読んでたら、巻頭のページにそれはそれは可愛いらしい銀髪のキャラクタが写っておりまして。一瞬で若かりし日の手前は恋に落ちたのです。サクラ大戦2で追加されたレニ・ミルヒシュトラーセというキャラクタでして、ある意味手前がオタクになった、オタクである事を自覚したのはこの作品のせいと言ってしまいってそう間違ってはいないだろうというぐらい手前の人生をひん曲げた作品です。

勿論再推しは今でもレニなのですが、とはいえメインヒロインポジションの新宮寺さくらをはじめとして他のキャラクタもとにかく可愛くて、素敵で。今からでも旧作をPCで再発売して気軽にプレイできるようにしてくれないかな、と僕は羽田の方向に今でも五体投地を繰り返しているのです。え?羽田のセガ本社取り壊してるの?

で、サクラ大戦シリーズが最近再起動をかけておりまして、何やら今度完全新作が出るとか。当然それに付随してポロリポロリと関連した商品が出てきております。で、その結果買っちゃったんですよ。アクアマリンの新宮寺さくら。ああ、まだ終わっていなかった。我々の夢のつづきはここにあるのです。

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全体像。右足のふとももから膝にかけての造形に手前の頬を滂沱の涙が流れて行きました。

正面像。嗚呼、ああ。かつてのトキメキを、かつての感動を思い出させるこの出で立ち。たまらなく華やかで、艶やかで。凛としていて優しげで。靡く黒髪、その下の輝く瞳。何よりも鮮やかな桃色のジャケットとブーツを繋ぐ、純白のスパッツ。握られた赤鞘と抜き身の刀身。正しく、如何なる悪をも蹴散らして正義を示す者の出で立ちなのです。

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顔の出来も絶品

この戦闘服のデザインの何と見事な事でしょう。軍服的でありながらも過度にミリタリーテイストに寄りすぎない、崩したダブルブレストジャケット。廃された金モールが与える豪華さと、ともすれば滑稽になりそうな燕尾が与えるレビュウの香り。 ただの戦闘員でない、あくまで華劇団としての側面をも見事に描き出すスタイル。このフィギュアを見た瞬間、手前の心にはかつてのめりこんだ記憶が鮮やかに、何よりも見事に蘇えって参りました。

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ああ、いいな。ただひたすらに良いな。そんな感想しか手前には言えないのです。この帝国華劇団の活躍に心惹かれたあの日々を思えば、何も言えないのです。この出来でレニが(出ないとは思いつつも)出たらいいな、そう願わざるを得ないのです。