なんとなくゆっくりと模型モチベーションが上がってきたような上がっていないような不思議な気分でありまして、言うならば誰かがミサイル飛ばして全てが終わる非を心待ちにしてるような気分はなんだろう、とそういう感じなわけで。
それはそうと机の上に並ぶ数多の未完成品、というか御手付きの模型群を何とは無しに眺めていた所ふとフラットフィギュアが放置されている事に気がつきまして。どこか自棄っぱちで捨てバチな気分のまま筆を握り、チラチラと塗り進めてみた結果がこんな物で御座います。以前に使用したアンドレアのホワイトペイントセットで白馬をチョチョいット。実際の所フィギュアの塗装という作業を、誤解を恐れずに「正しい」色を「正しい」場所に置く事と定義するなれば、その「正しい」色を作り出せれば作業の半分は終わったような物で御座いまして。矢張りこの調色済み、それもグラデーションをかけられるように見事な色を揃えてきたこのセットは素晴しいな、と改めて思うわあけです。サフさえ吹いておけばこれぐらいのグラデーションは10分もかからずかけられるわけだしなぁ。
以前に塗りくさした騎手の側をサックリと組み合わせてみたのがこちら。フラットフィギュア独特の、言うなれば2.5次元的立体感が大変面白いように思うのです。もう少し私に腕あれば、もう少し本当の「白」に色見を振れるのかな、とも思うのですが、まぁ、今の所はこの程度で満足しておくべきかなぁ、とも思うのであります。ま、なんであれ結局私には絵が描けないわけで。フィギュアがある程度塗れるってのも徹底した反復でどこに置けばそれっぽく見えるのか、ってのを何となく覚え込ませただけの技術でありますから、あまり高望みをした所で明日に明い陽は登らないのじゃないかな、とそう思うわけで御座います。身の丈を知らんといかんつうことっすな。
じゃあ、今日はここまで。