ドラゴンの新作フィギュア、6333番 Ambush!の内、一体が組み上がったので早速レビュー。平野氏原型のこのフィギュア、中々面白い。
なお、↓は一体組み上げた時点での評価なので、今後揺らぐ可能性があります。
正面。
流石平野氏原型というべきか全身に渡って非常にシャープなモールド。
ただ、下半身のスカートの合わせが非常に悪いのが×。足部分を囲む用に接着していくので、どこか適当な所をニッパーで切り飛ばす事推奨。
(あ、バックルつけてないや)
背面。
今回のセットは雑嚢やスコップ等を接着する部分にガイドがついた。
位置決めがしやすくなったので○。相変わらず実物ではベルトにかかっていなければいけない雑嚢のスリング部分が浮いてしまうので修正推奨。
左面。
パンツァーファウストはGen2の物が付属。左手の合いが非常に悪いので注意。又、パンツァーファウストを抱えさせた上でKar98のアモポーチを付けると干渉する。ので腕の内側とポーチを若干削って対処。それでも微妙に合わなかったので溶きパテで修正。スカート部分全部(部品B17:B15)も隙間が出たので同じく修正。
右面。
こちらは合いが比較的良い。それでも正面から見た時に若干隙間が空くので溶きパテで修正。
一体組んでみた限り、インジェクションフィギュアとしては非常に良い出来。プロポーションが悪いと言われるドラゴンGen2シリーズとしても良い部類に入ると思う。装備品ガイドが本体に付いた店も嬉しい。相変わらず付属する装備品は大量なので他に転用するにもGood.ヘッドについては言わずもがな。この出来は凄い。
ただ、詰めの悪さも目立つ。例えば、スカート部分の一部は成形が薄すぎてヒビが入ってる物があるし、合いの悪さもそう。前作の空軍野戦兵よりも合いは悪くなってる、というのが印象。(ドラゴン全般に言えるが)パテは必須。もしくは削る。その他、Gen2全般に言えるダボとダボ穴のサイズ差も気になる。あとは箱絵の悪さ。買うた止めた音頭を踊る羽目に陥った。
結論:新しい事やってきたな、という感じ。進歩してる点は多い。原型氏が平野氏という事でバランスも良し。しかしドラゴン的な惜しい点も散見される。組む人によって評価のわかれそうなフィギュアセット。
じゃぁ、今日はここまで。