日本ではかなりお高い値段の付けられている事の多いドイツレベル、海外だと意外に安く入手できる事を知ったのは去年だったかしら。そんなわけで今回の帰国に際して1/72のレベルのキットを幾つか買い込んできたわけでございます。
そんな中からフォッケウルフ社のジェット機計画である、TL-Jaeger”Flitzer”の制作を開始。1/72なので割とサクサク進む。
エアブラシの手入れが面倒なのでラッカー筆塗りで塗装。ラッカー塗装は細かい事考えなくて良いからちょいと塗る分には気が楽で良い。妙にスジの浅い部分が散見されたので、その辺は一応ザックリと掘り直し。が、普段やんない事をやったもんだからヨレるは太さが一定じゃないわで嫌な感じ。エアモデラーの人達って本当に凄いよね。
機首に重りをつっこむよう指示があった物の、重りなんぞ持ってないせいで無視したら当然後ろのブーム部分が重いもんだから尻餅を付いてしまう。まぁ、適当なベースをデッチ上げて簡易ジオラマみたいにしてしまえば良いか。
ブーム部分の赤線はキャラクターレッドを無調色で塗装。後になってデカールがちゃんと用意されていた事を知ってちょっとガッカリ。でもキャラクターレッドの純粋な赤っぷりは見ていて気持が良い。それにラッカーならではのシンナーに対しての素直さも。
スジを掘り直したにも関わらずやはり1/72というスケールのせいか埋まる埋まる。よって塗料で埋まったスジの上にファレホの黒で線引いてます。これはスミ入れと呼んで良いのかな?
ちょっと調べてみた所このフリッツァー、レベルのオリジナルではなくマッチボックス金型の物だそうで。その割には伝説の運河彫りになってなかったなぁ、と以外な感覚を覚えました。全体的なフォルムは凄く格好良いから良いんだけどさ。
秋葉原で見つけたユージンの300円ガチャポン「石膏デッサン入門2」、流石300円というかやたらと良い顔をしていたのでリハビリもかねてファレホ/アンドレアでザックリと塗装。下手なバストモデルより出来が良いんじゃないかと思ってしまう造形は、流石美術用の石膏像と言う所か。ハッキリとした目鼻立ちは塗っていて楽しかった。
下の顔を塗って満足してしまったので他の部分は非常に適当。一応髪の毛には2段階グラデーションをかけてあるけども、他に出来る事は色々あっただろうな、とも思う。でも元々息抜きとして制作を始めたのだから、これぐらいで止めておくのが精神衛星上宜しいかな、と。
例によってアンドレアのフレッシュペイントセットを基本に、その辺りに転がっていたオレンジ系統の色で緩やかにシャドウを入れ、単純に白を足す事でハイライト。
細かい調色についての考えは一切無し。手元にあったそれらしい色の組み合わせでの塗装。でもそれぐらいの考えなしのモデリングが一番楽しいような気もする。
それでもほぼ破綻無く仕上げられたあたり、手前もある程度腕がついたのかな、と自惚れてみたり。
それにしてもこの像、髪の毛の上にもう一つ顔が乗っているという非常に面白い造形。ある意味本来のフィギュアペイントから離れた事が色々試せる物になるんじゃないかしら。でもまぁ、今はこれで良いや。
じゃあ、今日はここまで。