金属色を金属色を使わずに塗るという事

先日のイエローサブマリンの大セールで、生まれて初めてフラットフィギュアという物を買いまして。立体の造形物をフィギュアと呼ぶのにフラットとは何事ぞ、とは至極真っ当な疑問でございます。即ち、レリーフ状の代物で、板の上に凹凸のついた彫刻はされているけれど裏面は完全に板、よってフラットなのにフィギュア、という代物でございます。

必然的に立体っぽさが若干減じている代物であり、それを塗るのに必要とされる技術も、フィギュアを塗装する技術というよりは寧ろ絵画的な、嘗て迂闊十臓先生(pixiv/twitter)が評した言葉を借りるなら「立体キャンバス」としての解釈に基いた塗装が必要となってくるわけでございます。

即ち絵を描くという事が壊滅的に出来ないアタクシにとってはもう何というか地獄の釜を引っくり返したような恐しい代物という事でして。ところが何となく袋の封を開けてみたのが運のつき。ちょいちょいとファレホで色を置いてみました。で、そこで試してみたのが、しばらく前から考えていた「如何に金属色を金属色の塗料を使わずに塗るか」という事。まぁ能書きはこのぐらいにして御笑覧下さいませ。

METAL MODELES "EC8 Light Horse Trumpeter of the Guard" -1

下地にファレホの70921(141)”English Uniform”をザックリと塗り、金色になって欲しい部分、この写真だと放射状のフィン部分に70981(131)”Orange Brown”を塗って金色の下地を作り、そこのハイライト部分に72006(ゲームカラー)”Sun Yellow”を塗り立体感を強調。そして一番のハイライトには素直に72006に70820(004)”Offwhite”を混色したもので チョロっと。そんなわけでこうなりました。どうだろう、言う程悪くないんじゃないかしら。

そんな試行錯誤で御座いました。

じゃあ、今日はここまで。

P.S:Twitter上でじゃあシルバーはどうやるんだ、って疑問を投げたらtakepom氏よりこんなわかりやすい画像が。参考になりました。

https://twitter.com/takepom/status/218879737764913152

P.S2:実は水彩画とか習いたい願望があるんですが金がありません