Parade Model Figures “Kuzma Kryuchkov” -1

雑食モデラーと名乗っておきながらもっぱらフィギュアばかり塗っているという非常に雑食らしからぬ手前でございますが、まぁ実際フィギュアを塗るのが好きで御座いまして。その中でも胸像つうのが大変好きで御座います。というのも、顔という一番美味しい所を長く楽しめるという点が大好きでございます。

で、以前山程フィギュアを買い込んだ時に、100円で一つ胸像を買ってきておりまして。それがこちら、恐らく既に廃業していると思しき英国のフィギュアメーカー、Parade Model Figuresの”Kuzma Kryuchkov”で御座います。

Parade Model Figures "Kuzma Kryuchkov" -1

キットの素性は大変宜しく、海外のガレージキットにありがちなパリッパリの黄色いレジンながら顔の作りも細部の作りも大変綺麗。特に服の皺の細やかな感じと、ピークドキャップのロシア感は実に宜しい。経年劣化で黄色くなってしまったブリスターパッケージには誇らしくSculpted in Russiaの文字が踊っていたので、原型自体はロシア国内で作られた模様。だから形状の把握とか顔のスラヴ人臭さとか良い感じなんだろうな。珍しい所としてはレジンでベースがついているのは驚き。そのまま飾れるって寸法よ。経年劣化がちょっと怖いかな。

Parade Model Figures "Kuzma Kryuchkov" -2 で、それをご機嫌クリーナーで脱脂後にガイアノーツの白サフを一層吹いたのがこちら。ハンブロールかファレホを主に使う手前にとって、そのどちらの塗料にも犯されないラッカー系のサフの持つ安心感は大変頼もしい。ただね、面倒なのよ。サフ吹くだけでエアブラシ用意するの。缶サフだと楽なんだけど金がかかるしなぁ。

Parade Model Figures "Kuzma Kryuchkov" -13

その後ファレホでグリグリとやったのがコチラ。まだ全然塗装中なんだけど。例によって試し塗りベースなのでカラーレシピの記録が全くなしで我ながら困っております。あとこのKuzma Kryuchkov、どうも第一次大戦時に活躍した白軍のコサックらしい、って所までは解るんですが、そっからさき がもう本当にわからない。大変親しい友人であるウラジオ在住のロシア娘(参考ついろぐ)すら知らないというので何とも。よって塗装の色も正しいのか全く自信が無いので次の写真ではゴッソリ色が変わっている可能性も無きにしもあらずです。特に帽子が青なのか所謂ロシアンカーキなのかわからないんだよなぁ。

そんなわけでその中間の写真はFlickrに御座います。ご笑覧下さいませ。

じゃあ、今日はここまで。