Airfix Bf 109G-6 -1

エアフィックスという老舗の模型メーカーが御座いまして。潰れては復活し潰れては復活し、という不思議極まる経緯を辿り続けている英国の老舗of老舗で御座います。で、そのエアフィックスが最近やけに精力的に商品を出しておりまして。その割にお値段も安く、手前のような人間には大変有り難い存在となっております。とはいえ、最新パッケージで中身は30年前、みたいな事を普通にやってくるの油断できない存在なのではありますが。

そんなわけでふと思い立ち、先日そのエアフィックスの新作Bf109G-6を購入して参りました。制作記等はいずれ書くとして、合いの良いパーツ、運河彫りとでも言われそうながら品が良くて深いスジ掘り、そして何より出来の良いパイロットフィギュアと大変に素敵なキットでございまして、パパっと作っちまったわけです。

一応キットには三種類の塗装スキームが付属しておりまして、イタリア、ドイツ、そしてフィンランドとなっております。ふとした思いつきから今回はフィンランド空軍使用で塗装。ただ一つ難点を指摘するならば、デカールの恐しい程の質の悪さ。マイクロスケールのマイクロセットとマイクロソルのコンビネーションに一切反応せず、グッドスマイルレーシングのデカール剛力軟化剤もほぼ効果無し。更には数々のデカールを轟沈せしめてきたモデラーの最終兵器蒸しタオルにすら耐えるという有様。こればっかりはどうにも。

なのでシルバリングだとかそんな物は一切気にせず製作しまた。ただそればっかりでは面白くないので、青空と合成しようと思い立ち、作ったわけでございます。

Airfix "2029 Bf 109G-6" -3

まず空を撮り

Airfix "2029 Bf 109G-6" -2

手に持った状態でBf109を撮り、画像編集ソフトで切り抜き、上の空の写真と組み合わせて、最後にちょっとエフェクトをかける。すると

Airfix "2029 Bf 109G-6" -1

こうなるわけで御座います。

一応この画像をタネにショートストーリーを書きましてTINAMIに上げております。宜しければ御笑覧下さいませ

ちなみにTINAMIのショートストーリーの中で出てくる「美女の左手」というのはフィランドがWW2後に失なった土地を指しております。スオミネイトの左手とフィンランド人が表現するのですよ。あとはフィンランディアの歌詞を読むと少し楽しめるのではないかな、と思っております。

じゃあ、今日はここまで。