Airfix Bf109E その3

混色しないし細かい事考えずに塗ってるのでサクサク進む今日この頃。そもそも完成しないって事は小難しい事考え過ぎなんだろうな、とか思うんですよね。変に妥協しないもんだからどんどん蜜柑の山が出来て行くんだ。コンプレッサーを変更した事で塗料を余り希釈せずに吹けるようになったのも作業時間の大幅な短縮に繋っていて非常にベネ。やはり道具は大事だった。

IMG_20180619_230316 - コピーベタ塗りの工程が終わったのでハイライトとシャドウを入れて行く。パネル毎に塗り分けるトラディショナルなアプローチも嫌いじゃないんだけど、とにかく面倒でかつ気をつかうので今回はパス。最近楽で多様してる外式陰影法というか、逆BWというか、とにかく全体陰影を書き込む方法で処理していく。IMG_20180619_230322 - コピーこれ、要するに白混ぜたクリアとスモーク混ぜたクリア吹いてるだけなんだけどね。主翼の前半分、背中、水平尾翼の前半分、フラップ、エレベータ、エルロンあたりに白クリア。主翼の後ろ半分、水平尾翼の後ろ半分、胴体下部、その他諸々あたりにスモーククリア。IMG_20180620_000003 - コピー更にメリハリをつけていくとこんな感じに。人間の目は本当に高性能でかつ本当にバカだから、これだけ色がシフトしてフェードしていても何となく元の色を脳内で再現してそれっぽく見てしまう。だから面白い、だから莫迦莫迦しい。

光源情報の書き込みという意味ではカラーモジュレーションのようであり、かといって色情報というよりも明暗情報という意味ではBW法めいた技法でもあり。いずれにせよこの手のメタルフィギュアとの境界線上にあるような、光源情報は書き込む物、という視点にたった技法である事は間違いございません。同時に、手間暇かけるを良しとする日本技法とは全く違う、細かく色を考えないという意味でもあまり日本的な技法じゃないのかな。

じゃあ、今日はここまで。