読書録:鷲は舞い降りた

書くだけ書いてこっちにポストするの忘れてたんでホイ

読書録、第二回は冒険小説の傑作、鷲は舞い降りた。

小説:「鷲は舞い降りた」 著者:ジャック・ヒギンズ
私が最初に手に取った冒険小説で、ヒギンズの作品の中では多分一番有名な本だと思う。

時は第二次世界大戦中、英国首相ウィンストン・チャーチルを拉致するためにドイツ降下猟兵の精鋭達が英国へと舞い降りる。
奇想天外ながら完璧に計算された計画、しかしそれは少しずつ崩れて行く。ほんの小さな予想外によって。
登場するキャラクター達のアクの強さ。信念を持つ者、持たない者。ただ目的を達成する為に動く男達がここに居る。
鮮やかなセリフ回し。読み終わった時には彼らの言葉が頭に焼き付いている筈。

とかく私はこの本が好きで好きでたまらない。もう何度読んだかはわからないが、それでも読む度に面白い。主人公のクルト・シュタイナ中佐率いる降下猟兵達のふてぶてしさと爽やかさ。ヒギンズ作品の常連、アイルランド人リーアム・デヴリンの軽快なやりとり、これらの要素が全てあわさって出来ている世界観。 読後感が重い作品ではないので、是非読んで頂きたい。