さあ随分日にちが経っているにも関わらずまだワンフェスレポートを書いているこの体たらく。仕事が早い人は羨ましゅうございます。とはいえ色々と模型は作っているんだけれども。さて、ワンフェスレポートの第三回で御座います。
こちらは独自の世界観に基づいてオリジナルのロボ物を展開なさっているJunkTankRock(web)さん製作のロボ群。多脚ロボとか逆間接ロボとか、微妙に人間の体の作りから外れた構成のロボが大好きな私にとって、大変魅力的なディーラーさんで御座いました。スケールがマシーネンと違って1/35なのもナイス。フィギュア的な意味で。
上のラブプラス/ラブプラス+より「小早川凛子」と、デュラララより「セルティ・ストゥルルソン」は羅刹(web/fg)さん製作の物。リンコは原型師様の解釈か若干他と比べて幼い感じ。セルティは顔が完全に見えないという変わったキャラクターながら、峰富士子以来伝統のライダースーツは大変色っぽくありました。実際ライダースーツって難しいんだろうなぁ。ツルんとした表面で、実際凹凸もそう無いわけだし。
タイムボカンシリーズの一作目、タイムボカンより、記念すべき三悪最初の一人「マージョ」様が、大変リアルな解釈で立体化されておりました。実写版が作られたとすればこんな感じなんだろうな。これはbizarro(web/fg両未発見)さん製作。どうも私はタツノコ作品の、この微妙にバタ臭いデザインが好きなんだなぁ。それもこのマージョ様や、以前のエントリで紹介したガッチャマンのようなリアル寄りのデザインで立体化されると心がときめくらしい。個人的にはボヤッキーの立体化とかあったら即買いだったやもしれません。
こねこ工房(web/fg両未発見)さん原型の、新世紀エ(ヱ)ヴァンゲリオンより、プラグスーツ姿の「綾波レイ」と「惣流(式波)・アスカ・ラングレー」。表情とポーズの色っぽい事と来たらもうそれはそれは見事でありました。ただ実際原型のレベルも非常に高くて、エナメル素材っぽいプラグスーツの造形クオリティは大変高く御座います。なんというか、合わせの部分が僅かに盛り上がった造形をされてる辺りなんぞ芸コマと評して問題ないかと思うわけでございます。
こちらはハイパースペース(web/fg)さん製作の、ラブプラス/ラブプラス+より「姉ヶ崎寧々」を、1/4という大スケールで。スケールの大きさによる情報量の多さ、そして柔らかな雰囲気を湛える顔と、タイトな作りの制服の対比がとても印象的なキットで御座いました。やっぱり大スケールフィギュアってのは見てて楽しいんだよね。塗ってみたいか、と言われるとちょっと大変そうで躊躇してしまうけれども。アニメ/ゲームといった作画の限界やポリゴン数の限界等などの制限から、情報量を過度には増やせない媒体の立体化、それも大スケールでやれる人ってのは本当に凄いと思うんだよなあ。
とりあえず今回のワンフェスレポートはここまでとさせて頂きます。その他の写真はこちらでご覧ください。総評じみた事を言うならば、いや今年は実に面白かったな、と。なんというか、去年の夏に感じた「無難な物を作って無難に売る」感は随分薄れていたような。そんな中強かった、というか目についたのは矢張りラブプラス勢かなぁ。元が割とローポリゴンなモデルなせいか、それぞれの原型師さんの癖が強く反映されていたように思います。いや、実に面白く御座いました。唯一の後悔は、身分証を忘れて18禁エリアに入れなかった事。エロだけでなくエッヂの立った立体物が随分あるので行けなかったのは残念でございます。
じゃあ、今日はここまで。