随分前にK-3IIと一式を売ってしまい、デジタルのペンタックス機が手元から無くなっていたのですが、そうはいっても時々ペンタの味が恋しくなる事があって。しばらくそんな事を考えてはいたのですがフルサイズFoveonが迫っている中大型の投資をするのはちとツラい。そんなわけで中古カメラ屋の棚にいた、Pentax *ist DL2を購入して参りました。お値段わずかに2000円。
*ist DL2は2006年2月の発売の機種なので、もうすぐまる14年になろうという老兵。仕様だけ並べてしまえば
- 610万画素CCD
- 5点AF
- 最低感度ISO200, MAX ISO3200
- ペンタミラーファインダー
とても現在のカメラには立ち向かえない代物で。例えば過去メイン機として使っていたK3やSD1, 現在のメインのH5X+Credo 80と比べると
機種 | *ist DL2 | K-3II | SD1 | H5X Credo 80 |
画素数 | 6.1MP | 24MP | 15MP | 80MP |
AF測距点 | 5点 | 27点 | 11点 | 中央1点 |
最低感度 | 200 | 100 | 100 | 25 |
最高感度 | 3200 | 51200 | 6400 | 800 |
発売 | Feb, 2006 | May, 2015 | Mar, 2012 | 2015? |
こんな感じでメタメタなわけで。
じゃあ何でそんなの買ったのよ?ってなるのと思うんですが、一つは当然値段で。本当はK-7が欲しいんですが、いうて2000円で*ist DL2転がってたら買うでしょ?買いません?買いませんか…? もう一つはCCDでペンタ味を楽しみたかったってのが御座いまして。結局今でも銀塩だとKマウントはバリバリに手前のメインをはってるのでレンズはある。というかK-3IIを手放してからもポロポロレンズは増えてたりする。それをCCDで使いたい、使いたいのだという欲望には抗えず、ついには再びペンタデジタル一眼が手元にやってきたのです。
わずか610万画素しかないのです。画素数がすべてとは言わないまでも、今日日ちょっと良いスマホなら余裕でその倍はあって当たり前。しかも高感度がべらぼうに弱いCCDセンサ。でも*ist DL2の610万画素を味わってみたいと思ったのです。知人が前回のコミケで610万画素のデジカメで撮った写真で作った本を出しておりまして。それを見たときに610万画素でも本はつくれる、と雷を受けたのです。
性能やら発色という点で言えば、K-7が今でも気にはなってはいるんですが、それはおいおいということで。とりあえずは久しぶりのペンタ一眼レフをもりもり楽しみたいな、と考えております。
じゃあ、今日はここまで。
まだ現行で帰るEFとかFマウント羨ましいです