Alpineの新作。アフリカコーアの戦車兵かぁ。
今回の原型も日本人担当のようで。Yukio Homma氏との事。知らないなぁ。
模型慕情氏は16日付けのエントリーで
最近のタミヤのドイツアフリカ軍団兵士のフィギュアの原型は、
本馬氏であるらしいことを、その造形ぶりから推断するに、
と仰っておられるので、最近のタミヤのアフリカ88新規フィギュアなんかもこのアルパインの新作と同じ原型師の方らしい。アフリカ軍団はあまり興味ないからなぁ。
原型師が違うからか、いつものバタ臭さは気持薄め。
平野氏原型の35066,35067を見た時にも感じたけれど、バタ臭さ、というか滲み出る劇画臭に欠けるそれはそれはアルパインである必要があるのかな、と軽く疑問。
アルパインのフィギュアがアルパインのフィギュアたりえるのは、ウルフ/ホーネットのフィギュア達に見受けられる、いわゆる動作の一瞬を切り取ったリアルさよりも、寧ろ戦場の記念写真的な、実際にそんなポーズを取る必要があるかどうかは別として、とにかく「格好良い」点にあるのではないかな、と思っております。
例えば35026や35054に見られる、「いかにも」な格好の付けかた、見栄の切り方。これこそアルパインが数あるフィギュアメーカーの中でも輝く理由なのではないか。とすれば、アルパインのフィギュア達の中でも棒立ち系とでも呼ぶべき35036や35046,etcの一見静かな立ち方の中に見られる見栄の切り方と比べて、今回のこいつらはちょっと弱いように感じてしまう。
勿論フィギュアメーカーの中でも屈指の抜き精度と流通の安定感、何より塗装見本の出来の良さでアルパインから新作が出るのは大いに歓迎ではあるけども、やはり自分の中のアルパインはやはりあの独特な、触れれば切れそうな皺の表現とキメキメのポーズにあるのだなぁ、と改めて認識した次第であります。
じゃあ、今日はここまで。