フィギュアレビュー:ICM [German Patrol (1939 – 1942)]

巷で話題のICM製フィギュア35561、 [German Patrol (1939 – 1942)]をレビュー。今回は前回と違いあまり時間が取れなかったので、軽く組んでみた状態である事を先に申しておきます。

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箱絵。あんまりグっと来ない。やっぱり箱絵はZVEZDAの近作とかMaster Boxの物が最高だと思う。

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靴を磨かせる将校さんB。今回の原型師の人はMasterBoxの中の人と同じと見た。顔と皺の感じが判断基準。

部品の合い良し。ポーズの自然さ良し。しかもこの踏み台付き、というのが又ニクイ。ふんぞり返った感が強く出ていて如何にも将校、という感じ。若干勲章がヌルいかもしれない。そこは気になるようなら各自エッチングパーツへの置き換えを。

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銃を背中に担ぎ手を差し出すA。時間が取れなかったので銃のスリングもアモポーチも雑嚢も付けてない点を勘弁願いたし。

心配だった首掛け(ゴルゲット)のモールドは実に繊細。それでいてハッキリとしているので塗りやすそう。独特の形状をしたゴルゲットのチェーンも、しっかり抜けていて好印象。

難点はスリングを引っ張る右手。手の内側は埋まってしまっているので、しっかりスリングを持たせるのには難儀しそう。これは古いドラゴンのキットを組んだ時にも同じ問題に遭遇した事を思い出した。

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指示棒を差し出すC。指示棒を一体で抜いて来なかったのは以外。あの35391将校が持つタバコもこいつのタバコも抜いて来たぐらいだから一体で抜いてくると思ったのに。というわけで指示棒は分割。水平に接着するのは結構難しそう。

こちらもゴルゲットのモールドは良い出来。

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そして今回の主役、靴を磨く少年D。キチンと小柄に成形されてて好印象。今一ポーズが変(磨いてない)な事以外は顔良し仕草良し。帽子も着脱式に出来る。素敵。

このセットも非常に出来が良い。今までのこの原型師の人の製品としては一番の出来かもしれない。どうも結構売れてるようなので見つけたら購入を推奨。

★★★★☆(4)

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