前回に続きカラータムロン情報のまとめを。
Color-Tamron 210mm F6.8
カラータムロンシリーズの長い方の一本。180mmに続きシャッターはコパル1、フィルター径40.5mm。コパル1のカラータムロンとしては最長です。前玉外して370mm F14に。210mmあたりまではシノゴの標準と言い張れる画角で美味しいですよね。5×7に対しても4cm近いライズが出来るので便利でしょう。市場にも比較的出回る印象。カラータムロン入門として探してみるのもわるくないかと。
Color-Tamron 240mm F6.8
遂にシャッターがコパル3になりました。フィールドカメラにはやや厳しいサイズ。シャッターは旧コパル3で所謂後の黒コパル3やコンパー3とはマウントフランジが異なります。フィルター径52mm、前玉外して420mm F14。57の少し広めの標準レンズとして結構活躍してくれます。ディアドルフ使ってた時は基本コイツがついていました。 ビッグサイト撮りに行ったり。バイテンを軽く越えるICがあるので、フィールドカメラをミチミチ言わせながら撮るには最適でしょう。
Color-Tamron 270mm F6.8
2023年入手、長らく探した一本です。カラータムロンの上から3番目、270mmという焦点距離は中々珍しく、他にはテレタイプ系が数本あるだけ……と思っていたら、意外と昔はあったそうです。バイテンで使うと丁度135判の35mm程度の画角になるようなので、57用としてもバイテン用としても良い辺りなのかもしれません。シャッターは旧コパル3、前玉外して470mm F14、フィルター径52mm。210mmと比較しても前玉が大きく、大分迫力のある面構えです。
Color-Tamron 300mm F6.8
カラータムロンの最長焦点距離、57用のポートレート用orバイテンの標準というか。こいつも長らく探したレンズの一本です。シャッターはコパル3、前玉外して堂々の530mm F14、でもフィルター径52mmはお財布に優しいレンジ。昔旧ワイズクリエイトの木戸さんがブログで紹介なさっていました。ワイズクリエイトの一本のシリアルが68005、私の固体が68008。ウェブで出てきたもう一つの固体が68004。68が300mm用の捨て番だとしても、恐らく固体識別のシリアルと思われる下三桁がこれだけ前半に固まっているのを鑑みれば恐らく数十本から100本程度の生産であったのではないかと思います。
じゃあ、今日はここまで。