2020年買って・使ってよかったものあげてく件2

前回の続き。しばらく前にTwitterで#ふぁぼされた数だけ今年買って・使ってよかったものあげてくっていうハッシュタグが流行りまして。手前もポロポロ書いたんですが、一応備忘録的にこっちにも幾つか特記したい物について書いておきたい次第。とっくに年を越して猶旧年中の総括を続けるこの手の遅さ、イエスだと思うんですよ。

8. Color-Tamron 240mm F6.8

タムロン製大判レンズシリーズであるカラータムロンのうちの一本。二焦点レンズなので、通常時の焦点距離が240mm F6.8。前玉を外すと420mm F14に。前玉外し状態では当たり前ながらややソフトになります。見てわかる通りシャッターはCopalの3。この一つ下の焦点距離である210mmはCopal 1なので、微妙な焦点距離の差で大きく重量が変わるのがやや悩ましい。シノゴ用には少し大きい感じがある物の、やはりディアドルフ5×7と組み合わせて標準レンズとして使うのが醍醐味でしょう。正直重量とサイズ感についても、前玉外しで使う事を考慮するとレンズを2本持ち歩くより遥かに軽いし、と自分を納得させる事ができなくもないのがカラータムロンというかダゴール型の利点でしょう。

いつぞや持ち出した物。5×7はベタ焼きでも普通に観賞できるのがいいところ。そりゃあ理想を言えば引き伸ばしたいですけど5×7の引き伸ばし機なんて都内賃貸住まいには夢のまた夢。とりあえずベタ焼きをやんわりと楽しみます。

9. Domke F-1とモロモロ

カメラバッグ、どうにもDomkeがしっくり来てしまい5つ程持っているのですが、その我が家のDomkeで2021年1月頭現在最大の物がコレ。単純にややデカいF-2という感覚です。B&Hで寸法を確認すると、意外にも横幅はそんなに差がなく。どちらかというと奥行方向と高さの拡大が効いている感じ。Domkeといえばワックスウェアとコットンがポピュラーだと思うのですが、今回はあえてバリスティックナイロンの物をチョイス。実際届いてみると内側は樹脂引きされてるわナイロンのガッチリ感はあるわでとてもタフな感じ。雨天の使用ではコットンより遥かによさそう。

で、Domkeのラインナップは若干混乱があるんでモロっと整理しておきたいんですが、F-1とF-2に関していうと以下の表の通り。寸法はB&Hから。

*寸法は外寸, mmWHD素材
F-1X457216241コットン、ワックスウェア
バリスティックナイロン
F-2432171229コットン、ワックスウェア
リップストップナイロン (限定?)
F-2B (F-2BB)419229243バリスティックナイロン
J-1457241292バリスティックナイロン
J-2406241241バリスティックナイロン

基本的にFに対して足をつけたりパディングを追加したジャーナリストモデルとしてのJが存在しているのは間違いないところなんだけども、バリスティックナイロンモデルだけ「Fのバリスティックナイロン」と「Jのバリスティックナイロン」が並立している事に注意。あとF-2に存在してる限定のリップストップナイロンモデルは僅かに重量が軽い (コットン: 1400g vs. リップストップ: 1110g vs. )ような雰囲気です。

そろそろコットンのF-2が大分ボロになってきているので、後継を考えたいところ。J-2かF-2BB、又はF-2リップストップかなあとは思うんですけどね。

10. Nikon F-2 Photomic A

過去エントリにもボロボロっと書いた物。まさか手前が買うとは誰も思っていなかったであろうNikon F2A。過去にF3を触ってヌヌヌヌとなった身として自分でもビックリしました。数寄屋橋の一等地にあったカメラ屋さんが閉まるというので購入したもの。770番台の末の方のシリアルでOHもされているので、操作感は抜群だしソリッドな作りはいかにもニコンのフラッグシップといった風情。とはいえ、Photomicファインダーと組み合わせた時のSSの操作感とか独自のストロボターミナル (と、変換アダプタ)とか、当時の感想はどうであれ現在の視点からすると別に使い易いカメラではないだろう、という意見は変わっていないところ。SS優先で使うべきカメラなの?

とはいえ、ニッコールレンズの性能を疑う物でもないし、安価にレンズを増やせるのはいいところだと思います。Ai105/2.5とか最高ですよね。

12. Reveni Labs Light Meter (公式)

フォクトレンダー/コシナのVCメーター以来ぽっかり穴があいていた小型露出計の新星にして数少ないMade in Canadaのカメラアイテム。安い!頑丈!小さい!多機能!と必要にして充分な頼れるアイテム。Kickstarterでのやり取りもああ、開発者は本当に写真を撮る人なんだな、というのが透けてみえて、遅延、頓挫、トンズラ、厚顔無恥が罷り通るKSの中でもトップクラスの信頼感でした。ピンホールユーザーの為のF1000とか、EV値表示とか、坪を抑えた作りは流石。こっちも過去にエントリ書きました

とりあえずここまで。続きをまだもうちょい書くつもり。