しばらく前にTwitterで#ふぁぼされた数だけ今年買って・使ってよかったものあげてくっていうハッシュタグが流行りまして。手前もポロポロ書いたんですが、一応備忘録的にこっちにも幾つか特記したい物について書いておきたい次第。
1. ジナーノルマ/S用の鶯色リンホフアダプタ
ジナーノルマ/S用の鶯色リンホフアダプタ。やはり鶯色で揃ったジナーは美しいよね。これの購入によりリンホフボード使用のハードルが下がりました。https://t.co/9V8pJA6DKs
— Was it here? (@cutnipper) December 10, 2020
我等がジナー用のレンズボードアダプター。元々ホースマンの黒色の奴を持ってたんですが、前オーナーが使ったのか背面に100mm角型ホルダ用の枠がついてる為に広角レンズで使い辛かった事もありプレーンな物を探していた時に発見して購入。カメラらしくない鶯色の結晶塗装も大変美しくて所有欲も満たされて○。リンホフボード全廃も考えてていたんだけどコイツの入手により頓挫しました。ただの板っちゃ板なんですけど。
2. Glennview Sinar Halfbreed Camera
2. Glennview/Sinar Halfbreed Camera
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アメリカのカメラ屋のオヤジが自分の為に作ったジナーインターフェース互換軽量ビューカメラ。手作りなので多分世界に1、2台の筈。癖が強いけど2kg切ってジナーなのは本当に強い。現在の主力大判の一つ。背負ってチェコ行きました。
https://t.co/PriGQwK6UK
これの詳細については別エントリ参照。今年購入した物の中で最も稼働頻度が高い物の一つのような? 全体的に癖がやたらと強いのは間違いないんですが、そうはいってもとても良い物なのは間違いないなと。軽量、自由度、そしてジナー互換と来れば悪いはずがないという物。チェコやらオーストリアやらクロアチアまで大判担いでいったのは後にもさきにもこれっきりかなあ。軽量なので持ち出し易く、ムーブメントの自由度が高いのはやっぱり正義なんだと思います。全体の微妙なガタ等不満が無いわけではないけどね。
4. Rodenstock Pantogonal 165mm F18
4. Rodenstock Pantogonal 165/18
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ローデン製のバレルレンズ。糞暗い変わりにICが600mmを越える化け物。どんなにテクニカルなアオリを決めてもICが切れる事だけは無い安心感が凄い。夕方4時を過ぎるとピングラが暗すぎて見えないけどね!https://t.co/wPcG28cLRK
独ローデンシュトック製のふるーいレンズ。製造されていたのは1900年代初頭で見ての通り真鍮鏡胴。凄くシャープとか凄く階調豊か、とかそういう方向ではなく、とにかくICを広く取るという方向に特化したレンズの一つ。伝説的な響きすらあるHypergonを除くと恐らく市販レンズとしてはこのシリーズを越える物はない筈。マウント用のフランジがついてこなかった事もあり、初の3Dプリントレンズボードを作ったりと実用するまでも中々楽しめて。実はもともと125mmと思って買いに行ったんだけど実は165mmだったというイベントも含めて良く覚えております。 (参考: Foto:Mutori)
5. Deardorff 57
6. ディアドルフ57
— Was it here? (@cutnipper) December 10, 2020
まさか手元にディアドルフが来る日があるとは思わなかった。ケツはオリジナルじゃないしナットが二つ欠品していたが為のバーゲンプライス。ナットを購入して取っ手を3Dプリントして対応して復活。57楽しい!ってなる切っ掛けとなった。https://t.co/ClEIwdDUwB
こちらも別エントリ参照。うっかり我が家にやってきてしまった57ディアドルフ。触ってみると各部の作りの良さになる程これが噂に聞くディアドルフという奴か、と関心する事しきり。判型の大きさも嬉しいところ。ちなみに、57のバック部はディアドルフ純正の物ではなさそうとの事でしたがそれはそれ。コイツのバックって木の板と真鍮線で固定されているので、うまい事ジナー互換ユニットを作れないかな、なんて考えています。
ネジというかノブ部分が欠損していて、それを3Dプリントで補って活躍中です。57楽しいよ57。
とりあえずここまで。続きももうちょい書くつもり。