2020年買って・使ってよかったものあげてく件1

しばらく前にTwitterで#ふぁぼされた数だけ今年買って・使ってよかったものあげてくっていうハッシュタグが流行りまして。手前もポロポロ書いたんですが、一応備忘録的にこっちにも幾つか特記したい物について書いておきたい次第。

1. ジナーノルマ/S用の鶯色リンホフアダプタ

我等がジナー用のレンズボードアダプター。元々ホースマンの黒色の奴を持ってたんですが、前オーナーが使ったのか背面に100mm角型ホルダ用の枠がついてる為に広角レンズで使い辛かった事もありプレーンな物を探していた時に発見して購入。カメラらしくない鶯色の結晶塗装も大変美しくて所有欲も満たされて○。リンホフボード全廃も考えてていたんだけどコイツの入手により頓挫しました。ただの板っちゃ板なんですけど。

2. Glennview Sinar Halfbreed Camera

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ザグレブの大聖堂, Glennview/Sinar Halfbreed Camera

これの詳細については別エントリ参照。今年購入した物の中で最も稼働頻度が高い物の一つのような? 全体的に癖がやたらと強いのは間違いないんですが、そうはいってもとても良い物なのは間違いないなと。軽量、自由度、そしてジナー互換と来れば悪いはずがないという物。チェコやらオーストリアやらクロアチアまで大判担いでいったのは後にもさきにもこれっきりかなあ。軽量なので持ち出し易く、ムーブメントの自由度が高いのはやっぱり正義なんだと思います。全体の微妙なガタ等不満が無いわけではないけどね。

4. Rodenstock Pantogonal 165mm F18

独ローデンシュトック製のふるーいレンズ。製造されていたのは1900年代初頭で見ての通り真鍮鏡胴。凄くシャープとか凄く階調豊か、とかそういう方向ではなく、とにかくICを広く取るという方向に特化したレンズの一つ。伝説的な響きすらあるHypergonを除くと恐らく市販レンズとしてはこのシリーズを越える物はない筈。マウント用のフランジがついてこなかった事もあり、初の3Dプリントレンズボードを作ったりと実用するまでも中々楽しめて。実はもともと125mmと思って買いに行ったんだけど実は165mmだったというイベントも含めて良く覚えております。 (参考: Foto:Mutori)

5. Deardorff 57

こちらも別エントリ参照。うっかり我が家にやってきてしまった57ディアドルフ。触ってみると各部の作りの良さになる程これが噂に聞くディアドルフという奴か、と関心する事しきり。判型の大きさも嬉しいところ。ちなみに、57のバック部はディアドルフ純正の物ではなさそうとの事でしたがそれはそれ。コイツのバックって木の板と真鍮線で固定されているので、うまい事ジナー互換ユニットを作れないかな、なんて考えています。

ネジというかノブ部分が欠損していて、それを3Dプリントで補って活躍中です。57楽しいよ57。

とりあえずここまで。続きももうちょい書くつもり。