シュナイダーの大判用Angulon 90mm F6.8を入手した件

簡易更新なんですが、先日ポロっとシュナイダーのAngulon 90mm F6.8という大判用レンズを入手しまして。戦前設計で70年代頃まで作り続けられたというイカしたレンズなわけですが。

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シャッターはコンパーの0, シリアルは888はじまりなので64年から65年の間に製造、とほぼ最終機の代物です。シンクロコンパーに埋まり込むような見た目でサイズの小さがわかるという物。公称ICは154mm@F22なのでギリギリシノゴをカバーぐらい。Kerry Thalmann先生が曰く戦前は包括角度102度(vs.戦後の80度前後)を謳っていたそうなのでその場合はIC220mm越えとなってくるのですが、戦後縮小しているという事はたぶんキワッキワの画質は宜しくないのでしょう。

Angulonというとどうしてもライカ向けのSuper-Angulonが有名なんでしょうが、アイツらとはどうも全然設計が違うらしく。曰くDagor型なので前玉だけ外してしまえば150mmぐらいのレンズとしても使えるらしいんですよね。

先日とある軽量なカメラを入手したのですが、それに使うのに90mmぐらいが欲しい。LF Topcor 90/5.6はあるんですがコイツは高性能な代わりに重量級で。せっかくボディが軽いのにレンズ重くちゃしょうがないよな、というのがAngulon入手の動機だったりします。

で、入手してから撮影に出られていないのですが、とりあえず部屋の中でデジバックで試写をしてみました。物が古いのであんまり期待はしていなかったんですが

CF012620
Glennview-Sinar Half-Breed Camera, Fotodiox Adaptor
Leaf Credo 80, Schnider Angulon 90/6.8

やたら写りますねコイツ。8000万画素に耐えるとは。持ち出すのが楽しみ。

じゃあ、今日はここまで。