2020年買って・使ってよかったものあげてく件3

まだまだ続くよ2020年総括。(前回 / 前々回)。しばらく前にTwitterで#ふぁぼされた数だけ今年買って・使ってよかったものあげてくっていうハッシュタグが流行りまして。手前もポロポロ書いたんですが、一応備忘録的にこっちにも幾つか特記したい物について書いておきたい次第。スゲェよ3エントリ目だよ。

13. SMC Pentax 28mm F3.5 SHIFT

大判カメラを触るようになると建物の写真を撮った時に上窄まりになるのが許せないという病気に罹患します。するよね?で、そうすると折角小型軽量を求めて135フォーマットのカメラを使ってるのに大判カメラ的なムーブメントを何とか達成したくて蕁麻疹が出るわけです。そうすると欲しくなるのがP.C (Perspective Control)とかT.S (Tilt-Shift)レンズとか呼ばれる特殊レンズ達。いうてこの辺りのを作ってるメーカーというのはようはプロフェッショナルが使うメーカーなわけで、いかんせん我等が旭光学は今一そういうのが強くないイメージのメーカーだったわけで。そうすると135フォーマット用の純正ではコイツが唯一のシフトレンズとなってしまいます。というか、チルトシフトのできるレンズではなくシフトレンズですよ。

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写りは悪くないんですよ。やや隅が緩い感じはあるけれど。凄まじくファインダーが良い上に自動露出が非常にフレキシブルなPentax LXと組み合わせると非常に軽快に建物を撮れます。難点はやや重い所だけど、まあ三脚に据えざるをえないタイプのレンズなのでその重量に比べれば、といったところ。フィルタは内蔵なので、モノクロフィルムと組み合わせると何も考えずにフィルターワークもできます。

9. Ernst Leitz Canada Summilux 35mm F1.4

ライカレンズでもトップクラスの知名度だと思うんですよSummilux 35/1.4。所謂球面ズミルクスと言われる奴です。キヨミズ・ダイブ気分で購入した物。ダイブさせる程のお値段でしたが2021年冒頭現在更に値上りしているようで冷や汗が流れます。レンズ購入は実質投資。皆知ってるね?

写りの方は伝説的な開放での大暴れを楽しむも良し、絞り込んでキリリとさせるもよし。

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やはり手前は本質的にソフトレンズめいた描写が好きなんだなと思わされる次第。とはいえ広角ソフトは全部ホワンホワンになっちゃうから厳しいよなあ。

15. Gossen Lunasix F

オメー前回Reveni Labの露出計の話してなかったか一年に二個も三個も露出計買ってるのかよ、って言われるとグゥってなるんですが、こんな物も入手しまして。高級露出計の代名詞GOSSENのアナログ型露出計の最終型にして一つの到達点です。ネーミングとしては確かにLUNASIXを引き継いでてルックアンドフィールも揃えてあるんですが、実態としてはどうも別の系譜なんですってね。一応反射光式入射光式のどっちでも対応できるようにはなっちゃいますが、反射光式として使うのがベネでしょう。

月明かりの中でも測定できるという低照度への強さと、実態としては巨大な計算板であるダイヤルにビッシリ記載された値が単純に「強さ」を主張していてとても好き。針の動きも未だビンビンで小気味良い操作感。ISO0.6 – 30000とかまで対応するアナログ露出計にパワーを感じませんか?ドイツらしい凝りすぎた思想によるアタッチメントシステムは、意外や意外割と使い勝手が良く。特にスポットユニットの7.5度という受光角が絶妙で、正直旭光学のスポットメーターの1度より全然使い易いと思います。

とりあえずここまで。続きをまだもう少し、1-2回は書いて終わらせたい。