レンズやボディやなんやかんやと沼沼しいのがカメラ界隈ですが、当然それを運ぶためのカメラバッグというのもまた中々に沼沼しいものでして。 あちらを立てればこちらが立たぬ、このサイズに収めようとすれば物が入らずすべてを入れると重くてどうしようもない、そんな悩みが深まるわけで。
誰が言ったかカメラユーザーは人生で三つカメラバッグを試すとそんなことを聞いたような気が致しますが、そうは言ってもなかなか正しいものに三つでたどり着くのも難しいもの。そんな思いに取り憑かれて色々とカメラバッグを物色する日々が続いているわけでございます。
なんで突然カメラバッグを、と思い返してみれば、その狙いとしては今持っている最大サイズにヴァンガードのものがあり、それから中ぐらいのサイズに行ったらDomkeのものがあり。ならばその下の小さいものがあればイケてるのではないかと思いまして。狙うはフィルム一眼1台レンズ一本フィルムたくさんあるいはデジタルカメラ1台、はたまたレンジファインダー1台レンズ沢山それからフィルムを一握り。そういう気軽な奴を探しているのですがこれがなかなか難しい。
さっきの言った通り容量が小さくなる分だけ色々とシビアになるものでして。アレも入れたいコレも入れたいしかしカバンは軽くしたいでもアレも入ると嬉しいこれも入ると嬉しいエェイ大きいカバンに全部叩っこんでしまえ、などと思わないでもないですが、とはいえそれでは本末転倒元元も子もなし。
そんな懊悩煩悶に身を苛まれる日々でごさいましたが、なんとか最近数個程度まで方法を絞り込むことができまして。いよいよ煮詰まったネスが出て参りました。
候補1. Domke J-5XB
安心と信頼のDomke。今正にメインのカメラバッグとして活用しているのがDomke F-2である事から考えると、単純にその小さい物を、という判断はそう悪い物ではないように思える。ただFのキャンバス系の記事は使えば使う程なんか違うな、という形になって行くので、バリスティックナイロンのJシリーズを。ライカ/コンタックスのボディ一つとレンズ数個、という使い方としてはサイズ的にもバッチリ。
シリーズ最小のショルダーバッグで、M型ライカでのストリートスナップに最適なサイズです。ストラップは取り外し可能で、別売ベルト(FA-745)を付ければウエストバッグにもなります。本体は上蓋をめくってからファスナーで開閉します。
銀一 | F-5XB (J-5XBのキャンバスモデル)
銀一がこう書いている通りレンジファインダーとの相性はゲロ良さそう。ただ問題点としてやや高い。Amazon.comあたりだと7000円しないぐらいなので輸入してしまうのも手か?
候補2. Thinktankphoto Retrospective 5
Thinktankphoto。最近割と見かけるスタイリッシュな感じがとても良し。海外のレビューも割と絶賛気味。ただ問題として、バリスティックナイロン製である黒がディスコン、流通在庫を探さなくてはならない、というところ。海外でもディスコンになってるらしく入手が面倒なのは大きくマイナス。こちらも1.5万とやや予算的には厳しい所が。
サイズ的にはミラーレス一式が狙いと思しき感じなので、レンジファインダーには丁度良さそう。結構心が靡く。
カメラバッグとしての機能をしっかり果たしつつ極めて控えめな外観にデザインされているシンクタンクフォト・レトロスペクティブ・シリーズ。都市でも遠隔地取材でも、場の雰囲気にさりげなく溶け込むところが支持されています。
thinkTANK photo | レトロスペクティブ5
この「レトロスペクティブ5」は一眼レフ+レンズ2本というベーシックな組み合わせ、あるいはマイクロフォーサーズの一眼カメラのフルセット(ボディ1台+レンズ5本程度)を収納出来ます。また、レンジファインダー・カメラにもぴったりの大きさと言えます。
候補3. ARTISAN & ARTIST ACAM-1100
Artisan & Artist. 泣く子も黙る国産ブランドの雄。たしかにベリー便利そうだし物がとても良いのはわかってるんだけど、どうにもシャレオツネス(洒落乙-ness)が立ちすぎてるような気もしてしまうのはヲタの性。なんかこう、これかビリンガムにライカ持ってるといかにも、すぎで寧ろイヤミみたいなところない?ない……?ないですか……。機能的には元々ライカ用として売られてた系列みたいなので何も文句つかないかと。
ショルダー感覚で持ち運びできるバッグです。ボディーが1台、交換レンズ1本フイルムが数本収納できます。
ARTISAN&ARTIST*(アルティザン&アーティスト) | ACAM-1100
携帯用ポケット付き、お財布を入れてタウン用、ご旅行に気軽にお使いいただけます。
パーテーションは収納アイテムに合わせて着脱可能。
ショルダーパッドには滑り止め加工が施してあるので、肩に負担をかけず持ち歩けます。
そんなわけで悩ましい、本当に悩ましくてのたうち回っているわけです。ドンケかなあ、やっぱりバリスティックナイロンのドンケなのかなあ。
じゃあ、今日はここまで。