[非模型話]最近買った物

そういや先日期末賞与なる物が入りまして。噫それだけで転職して良かった、と喜びを噛み締めていたわけですが、その日その足でフラっと秋葉原に繰り出してみたり。ハハーン懐があったかいぞう贅沢するぞう、と向かった先は秋葉原。闇夜に煌めく黄色いMマークの店でハンバーガーを頬張った跡、フラリとヨドバシに足を伸ばしてみたりして。

例によってカメラフロアをフラフラしていたところ、普段あまり足も止めない三脚コーナーのショーケースの中に、お値段50000円、残2という黄色い値札。ムムっこれはと思い近寄れば噫Gitzo。三脚選びの正解の一つ、私が認める数少ないフランスブランド。銀と黒の縮緬塗装にスラリと伸びるカーボンの足。欲しい、欲しいが果たしてここで銭を使って良い物か、良い物かと煩悶しつつ、1時間後には手元にはGitzoの箱があったのです。

購入した型番はGitzoの2531LVL。LVLの型式が示す通り、所謂レベリング三脚と言われるタイプの代物で、センターポール自体に仕込まれたボールジョイントの効果でポールを傾けて平面を出す事が出来る、というカラクリ三脚でございまして。そもそも足の伸長で平行を出す事が三脚使用時の鉄則ではありますが、それでも無理なら軸自体を傾けてしまえば世の中が平和なのではないかという非常にクリエイティヴかつどうしようもない発想の元に製作された代物であります。タイプとしては二型に属する一種なので、耐荷重量的にも必要十分。Hasselblad 553ELX+CB Tessar T*  160mm/F4.8の組み合わせも、なんだったらSinar S+Komura 500mmだって支えられる堅牢性。それでいて2kgぐらいしか重量がないってんだから素晴しい。

それに組み合わせたのはライツの雲台。銀色でよく中古カメラ屋の隅に一万円ぐらいで転がってるアイツです。先日テーブルトップ雲台とセットで1.2万円で購入したコイツ、調べてみたら耐荷が7kgもあるようなとんでもない物だそうで、デモでは大判をホールドしていた事もあるとか。なのでスパっとLeofotoのクランプをマウントしてアルカスイス互換雲台に。雲台自体も簡単操作、強力な固定力、仕上げの良さと何より軽い!下手な自由雲台より余程バランスが良いんじゃないかという代物が、良く中古カメラ店の隅に転がっているので探されてみてはどうでせう。勿論まだ新品も製造されている筈なので、赤バッヂがないとダメだ!っていう諸兄姉もあんしーん。

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全然コダックメダリストも支えられるのも良い処。

じゃあ、今日はここまで。