[非模型話] Sigma Art 70mm F2.8 Macroを購入したが凄かった

カメラ世界の語法に「カミソリ」という物がありまして、描写のキレたレンズやピントが激烈に薄いレンズなんかに対して使われる形容でございます。で、そのカミソリと言う形容詞を賜わるレンズの中でも飛切りに名前を知られているのがSIGMAの70mmマクロでして。そもそも互換レンズメーカーのレンズと言えば安いがイマイチ、というのが近年までの通り相場でしたが、その互換レンズメーカーの製品中でも割と名が知られていたものでした。

で、そのカミソリマクロ。数年前にディスコンになってしまったんだですが、この度復活致しまして。 中望遠が好き、シグマのガリガリした描写が好き、という手前としてはいてもたってもいらず、予約から発売日ダッシュを決めて入手して参りました。

70Art
SIGMA SD1 Merill, Art 70mm F2.8 Macro DG, F5.6, 1/200, ISO100。

で、そんなレンズで一枚撮ってみたのがコチラ。固くてカリカリ。だがそれを100%望んで購入してるのでなんともテイスティな描写です。

70EXDG
SIGMA SD1 Merill, 70mm F2.8 Macro EX DG, F5.6, 1/200, ISO100。

こちらは旧版の70mmマクロ、EX DGで撮影した物。こちらも非常に硬くて悪くない。どっちも一緒に見える?では下でピント部分を切り抜きして見てみやしょう。

artcropこっちが新版で

exdgcropこっちが旧版。どっちも間違いなく非常に解像度の高い描写なのだけれども、”Summicron”のSからシリアルの6までの間の切削痕の写り方を見るに、新版の方がやはり解像度が一歩高そう。

いずれにせよ激烈にキレたレンズが手元にあるのはいつだって嬉しい物です。

じゃあ、今日はここまで。