[書評]AFVモデリングガイド3 パンター

というわけで短い冬休みもあっちゅう間に終わり、もう10時間ぐらい後には日本を出発するような状況になりました。次に戻ってくるのはまた6月の終わりだなぁ。こういう短期帰国で思い知るのはやはり自分の母国の居心地の良さね。部屋の中で手を伸ばせば全てに届く感じというか。いやぁ、早かった。

さて、芸文社刊行モデリングガイドの3、パンター編を購入。

内容としては過去のマスターモデラーズに掲載されたパンター作例を纏めた物+タイプ如の実車写真+図面やサブタイプの解説。作例に関して言えばマスターモデラーズらしく非常に高いレベルで纏められているのでモチベーション維持にも良さそう。きっちりサブタイプ如にセクションが分けてあり、頭から読んで行くとD,A,…と開発順に作例が見られるのも、細かいけれど有り難い。

E-50だとかパンターF、それもラインメタル製シュマールトルム搭載型だとかの作例が載っているのは流石マスターモデラーズと言うべきか。こういう半架空戦車好きとしては非常に嬉しい。

巻末の詳細なディティール解説も有り難い。それぞれのサブタイプによる各部の違いをイラストで解説。砲塔だったら砲塔だけでズラっとイラストを並べて「ここが違う」「そこも違う」と解説してあるので大変解りやすい。

全体的に良く纏められている印象。作例+資料という非常にオーソドックスな作りながら、作例のクオリティも資料面も必要にして十分。「模型」としてのパンターなら以前オスプレイ本よりこちらの方が良さげ。まぁ、あたりまえなんだけどさ。

自分のスタンスがマスモ贔屓という点を差し引いてもこれは良い買い物だと思う。
★★★★★(5)

じゃあ、今日はここまで。