[書評]Die Wehrmacht Vol.1

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先日米アマゾンより購入したDie Wehrmachtについてレビュー。詳しい本の内容についてはPanzerbooksも参照の事。

内容としてはドイツ軍の小火器に的を絞った資料集。それこそKar98やワルサーP38といった非常に一般的な物からVG(Volkssturmgewehr)1-5のような最末期の貧相な物まで幅広く網羅しているので、殆どの情景における武装の資料として役立てる筈。特に掲載されている写真は大判でかつ細部が良くわかるような物が多い上、あまり見ないような物も沢山。例えば革のスリングの代りにキャンバスのスリングでStGKar98k(7月22日修正 cutnipper)を背負った降下猟兵や、トミーガンを構えた陸軍兵士、そして定番のPPshを構えている東部戦線の兵などなど。眺めているだけでも楽しい。

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加えて実物のカラー写真が多い為、ストックやスリングの色、そして銃の金属部それ自体の色を把握する資料としても一級品。結構複雑な色してるんだ、金属部。

当然マガジンパウチやらなにやらもクリアーな写真と共にカバーしていて、本当に銃回りの資料としては正にコレ一冊、と言った感じ。大戦後期のドイツ兵が腰に下げている二連のGew43等用布製アモポーチ、あれがかなり鮮やかな黄色をしている事を知れたのは中々良かった。更にいうとあの形で完全に革製の物がある事なども知れたし。

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とにかくカバーしている物の数が膨大なので、持っておけば無駄になるような事は絶対に無い筈。

かなりオヌヌメ。

★★★★★(5)

じゃあ、今日はここまで。