TANK T-35002

今日はサックリめに更新。 いや普段更新していないのは単純にここカナダでは模型のネタが無いからであって、ネタがあれば更新したいんですけどね。普通の日記書いても良いのかなぁ。 何か模型ネタを期待して見に来てる人を裏切るような気がして気がヒケるんだよなぁ。
普段更新しない時のヒット数が40前後、更新すると70前後。アクセス解析によると繰り返しこのblogに来て下さってる方の割合が約50%。つまりここから概算すると世界の中の30人ぐらいの人がこのブログをお気に入りに入れて下さっているという事になる。果たしてその中の何割が模型以外のネタを読んで楽しいか、と考えるとどうしても手が出し辛いんだよなぁ。

さて本題のフィギュアレビュー(?)

TANKの35002、ドイツ野戦憲兵。

ТАНК "German feldgendarme 1939-45." -1

全景。色の違いは単純に撮影の時の光のあたり方に寄る物で、一番左が本来の色に最も近い。 左腰についたマップケースは一体整形。スゲェ。

ТАНК "German feldgendarme 1939-45." -2

細部のズーム。ベルトのバックルはドラゴンのエッチングに変えても良いかもしれない。首から下げた野戦憲兵ゴルゲットのモールドは、チェーン部も含めて非常にクッキリしていて嬉しい。胸の真ん中、ゴルゲット下の穴と凹みは首から下げているガスマスクケースを取り付ける為の物。レジンの表面が荒いのはタンク故の御愛嬌。 多分スラヴ人的適当さでケセラセラな考え方をしているに違いない。顔は疲れたようにもリラックスしたようにも取れる表情。鼻の穴の造形もしっかり縦長で綺麗に抜けている。左上の顔を横から見た写真でわかる通り、しっかりとチンストラップにバックルがモールドがあるのも驚き。加えてその後ろにある耳が、オートバイコートの立てた襟に潰されているせいか歪んでいたり、そこと触れている襟が軽く下に湾曲していたりとぬかりない。ヘルメットの通気ブッシュはただの円形のモールドで処理されている。本来あるべき中央の窪みは…プラのMGの銃口を凹ますようにナイフでコリコリやると良いかも。ゴーグルの造形もスパっと綺麗に抜けていてナイス。レンズ部とフレームの段差がクッキリしているので、クリアフィックスも乗り易いに違いない。

ТАНК "German feldgendarme 1939-45." -3

腕。両腕一体整形。袖を直しているポーズなのかな。皺だけボッコリ盛り上がってるのは、ゴム引きのオートバイコートだからなのかもしれない。袖口のボタンは非常にキレイに抜けている。

ТАНК "German feldgendarme 1939-45." -4

武装と装備品。MP40もトリガーガードとトリガーの間が抜けていたり、パーティングラインんが殆ど見えなかったりとスッキリ綺麗な仕上り。 ただ、マガジンがちょっと細すぎるかな?マガジンパウチは布のくたびれた感じが良くでている。ガスマスクケースは珍しいガスシート付きで、巻き方は模型慕情氏言う所の二本巻き。状態は悪くないんだけれどベルト部が傷ついてるんだよなぁ。千切れかけてるのの再現かはたまた普通に原型に傷ついていたのか。全体的にフォルムは良いと思うんだけども、他が大きいのかなぁ。

全体的に非常に出来の良いフィギュア。昨日の35039と同じように、最近のTANKには無い険しさの取れた表情は珍しいし、モールドのキレなど見所は多い。
欠点としては002という最初期のフィギュアだからなのか、それとも単純にスラヴ的適当さなのか、微妙に処理の荒い部分があったり、これはTANK系全般に見られるけど体躯がデカかったり。。

ポーズは棒立ちながら、しっかり袖を直していてドラマを語れるフィギュアだと思う。個人的にはこういう路線好きだな。

モールドの荒い部分でマイナス1かな。
★★★★☆(4)

じゃあ、今日はここまで。

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