Alpine 35031

さてさてドラゴンがIV突のポスターを公開。良いねぇ。出来良さそう。ほんの僅かな違いなのにIII突よりIV突の方が好きなだなぁ。なんだろう、あのIII突の戦闘室を無理矢理載せた適当感が好きなのかな。 そういうワケでIV突の新キットは全力で歓迎したい所。

大学の図書館に日本語の書籍、それも森鴎外とか夏目漱石とかの全集がゴロゴロしている事を発見してウハウハ。読み物に困る事はなくなったなぁ。 これで。高校時代に格闘した夏目漱石のこころを懐しく読んだりしております。流石はカナダで最も生徒一人あたりに割り当てられる本の多い大学。

で、本題のフィギュアレビュー4体目、アルパインの35031。今回購入したフィギュアとしては最後だね。

Alpine Miniatures "35030 Waffen SS Panzer Officer#2" -2

ヘッド。首を右に向けている状態なので台座にくっついた状態では上方を向いているように見える。個人的な印象ではこちらの方がより典型的なアルパイン顔っぽい。Aの舟形帽は小粋に斜めに傾けた状態を再現していて、膨らみかたといい折り目の付き方と良い非常に精密な出来。特に帽子の後端が、頭に嵌っている部分だけ折れ曲っているのはポイント高い。Bが被っている迷彩規格帽の帽子のツバも非常に薄くて満点。加えて帽子自体のサイズもドンピシャリ。ドラゴンは往々にしてデカい。特にM43規格帽を作った時に顕著で、ツバが巨大な事もしばしば。確かにM43のツバは非常に目立つけれども、それにしてもデカすぎると思う時が多々あり。田宮は割と形が良い物の入手が難しいのが難点。武器セットを最近見かけないしなぁ。こちらも前回の35030に付属の物と同様生地の薄さの再現はかなり見事。対になるべき35030と比較してみると、キッチリ人相が違ったり同じ規格帽でも完璧に皺の入り方が違ったりと実に考えられた構成。こういう細かい部分が出来の良さに繋っているんだろうね。

Alpine Miniatures "35030 Waffen SS Panzer Officer#2" -1

胴体。足を所在なげにブラつかせている。言う事なし。ただひたすらに精巧な出来。襟周りの立体感や、階級章の縁取り、そしてポケットのフラップなども清涼感あるソツの無い仕上げ。美しい。背面には35030と同じく腹の部分を締めるゴムが入っている部分と思われるモールドがちゃんとある。

Alpine Miniatures "35030 Waffen SS Panzer Officer#2" -3

拡大。ホルスターはアルパインスタンダードな出来ながら35030とは形が違う。恐らく35030がルガーでこちらはワルサーのホルスターかと思われる。 レジンキットの特徴の一つである袖口の凹みも見事に抜かれていて気持が良い。 こうやって写真を撮った時に影になる程度には深いよ。

Alpine Miniatures "35030 Waffen SS Panzer Officer#2" -4

全景。グイっと頭を右に寄せている上に座りのポーズなので非常に使い所は限られそう。パケージの写真では後期型ティーガーのハッチに腰かけているね。曲げた左手はこのままでも良し、ストレートに咽頭マイクのスイッチを弄らせるのもタバコやマグカップを持たせるのも良し、と色々と妄想が広がる余地を残してくれていてありがたい。ヘッド単体で見た時は胴体がデカすぎるかな、と思ったけどもこうやって実際に組み合わせるとそれ程でも無し。 むしろ首を横に向けている分頭が大きく見えるのでコレで良いんだな、と納得してみたり。面白いのは腰に当てている右手で、胴体の窪みにキッチリ嵌るようになっている事。 おかげで腕の角度決めがとても楽で非常にユーザーフレンドリー。

いや本当に貶す点が見つからないぐらい出来の良いフィギュア。精密なディティールの再現と良く考えられた分割。そして抜きの良さ。どれを取っても超一級。
★★★★★(5)。

ちなみにこの全景写真を取る為の部品の接着にはマイクロスケールから発売されているマイクロリキテープというマテリアルを使用。

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一部で有名なピットマルチのような物で、何度でも貼ったり剥したりできるノリのような物。パッケージの説明によれば殆どの素材を仮止めする事が可能との事。匂いは間違いなく木工用ボンドで乾燥前が白色、乾燥後透明という店も木工用ボンドに準ずる。ところが乾燥後もベタベタしていて部品を押し付けるとくっつく、そんな代物。良いよ、これ。ただ日本だとちょっと高いんじゃなかったかなぁ、マイクロスケール製品って。

じゃあ、今日はここまで。