新デヴェロッパー”Evolution Miniatures”が起業したらしい。フィギュアのラインナップの魅力的な事!それも1/35スケールで出してくれる面白さときたら! 写真を見た感じロシア/旧ソ連圏の原型師っぽい骨太な造形。嫌いじゃない。 なんというかタンクのA.Bleskin氏系のシルエット?少なくとも平野・アルパイン系の線の細さは全く見られない。
特に35009のギャングスター。この嘘臭いまでのバタ臭さ。リアルかそうでないかは別として、ギャングスターと言われた時に皆の頭に出てくるステレオタイプに忠実なこの悪そうな雰囲気がたまらない。早く日本で入手できるよにならないかしら。良くみるとこのメーカーネタに走ってないフィギュアも完成度高そうなんだよね。35002とか余り見かけないポーズだし。ドラゴンの国防軍の歩兵が行軍してる奴に一体だけ上を向いて水筒を呷ってる奴がいたと思うけれど、頭にかけてるフィギュアはとんと記憶にない。もしこのメーカーが、ミリタリー物とギャングスターみたいな色物をコンスタントにリリースしてくれるなら相当期待できるメーカーになるんじゃないかな。
アルパインが6月の新作を発表。この「手全体で方向を指し示しているポーズ」はアルパイン立ちと形容しても許されるのではないだろうか。原型師はいつものTaesung Harmms氏ではなくKrisztian Bodi氏。氏はThe Bodyという自分のブランドも持っているらしい。(本人の物と思われるブログ)久しぶりに何語かわからない言語を見た。なんだろ、チェコとかポーランドとかなのかな。
原型師が違うせいか顔の雰囲気等普段と違う物の、出来はアルパインという時点で保証されたような物。 心配する必要はまったくなし。 ただ知人曰く「アルパイン立ちをしている彼の右手の手の先から肘にかけての繋りがおかしいのでは?」との事。言われてみると若干変に見えるような気がしないでもない。 塗りがそう見せてるだけなのかなぁ。その彼も黒のパンツァージャケットを着用していながらボタンを上まで止めているのは結構ありがたい。 戦車兵=開襟、という現状に軽い一石を投じてくれると嬉しい。ただやっぱり開襟の方が格好良いよね。
対になる腕を後ろで組んでいる彼も魅力的。 いわゆる小中学校で習う「休め」のポーズになっているのかな。 素直に立っていて応用が効きそう。 単体でも、他のフィギュアと絡ませても存在感がありそう。
米Amazonで資料の洋書を2冊ばかり購入。値段は送料込みでも日本の1冊分。大戦中にドイツ軍がヘルメットに施した迷彩についての資料と、ドイツ兵についての百科事典的資料本。特に楽しみなのは前者のヘルメット本で、例えばドイツ兵一体のフィギュアを立てる時のワンポイントとしてヘルメットへ迷彩をしたら良いんじゃないかな、と思った次第。 色々な作例を見てみると、フィールドグレーの解釈はかなり自由なのにヘルメットというと黒か濃い茶色で塗っている事が多い。 そういう物が並んだ時に一体ポロっと迷彩ヘルメットを被った奴がいれば、それは良いアイキャッチになるんじゃないかな、と夢想してみたり。 ちなみにこの本下巻というかVol2はメットに対しての偽装網とかアタッチメントについてだけの資料というアレゲっぷりを発揮しているシリーズでございます。 こういうの日本だと出ないのかなぁ。
洋書のカバーしている範囲の広さってのはなんなんだろうね。 いや勿論研究している人間の実数が軍事アレルギーが未だ色濃く残る日本とは比べ物にならないぐらい多い事だとか、実物それ自体に触れる事の出来る可能性が段違いに高いのも理由ではあるとは思うんだけどさ。洋書を見た時に感じる「果してこの本を求めている人間がどれだけいるのだろうか」っていう印象を日本の本から受ける事って少いんだよね。それは例えば「ドイツ軍従軍牧師」についての資料だとか「カフバンド」についての資料を見た時に感じてしまう物なのだけれど。
じゃあ、今日はここまで。