ドラゴンからベルゲIV号が。トラペからも出るらしいし。 もう何がおきてるんだ、というべきこのIV号戦争。
まだDとかで戦争やらかしてた時の方が健全だった。 もの凄い潰しあいだなぁ。
そして勢いに乗るミニアートはディンゴの鹵獲版を発表。ディンゴ自体はイギリス車両なのにジャーマングレーで塗っただけで物凄いドイツ臭さが漂ってくるのは英国の業の深さかジャーマングレーの力か。
一応空軍戦車師団”ヘルマン・ゲーリング”(以下HG師団と表記)の戦車兵。昨日のアルパインとのアプローチの違いが見物。
非常にキレの良いモールドである事は間違いないにも関わらず、これだけの違いが出る面白さ。特にズボンの皺の入れ方に顕著。恐らくアルパインならばズボン背面の皺はエッヂを鋭角に造形して来るんだろうけど、それをあえてふわりとつけるこのリズム。ディティールの繊細さはアルパインに比肩するレベルで、例えばジャックブーツの側面上部にはサイズ調整用のバックルがモールドされていたり、ベルトにかけている左手の人差し指とズボンの間が抜けていたりと見所はたくさん。ブーツのバックルなんかモールドされてるフィギュアは今まで見た事なかった。A. Bleskin氏の原型としては細め、小さめである点も嬉しい。
ただこのフィギュア、箱絵の完成写真とキットのモールドが違うんだよね。多分一度原型改修してると思う。特に大きな違いは帽章。 HG師団は所属が空軍なので、被っている帽子は本来空軍の物でなくてはいけない。でもキットのモールドは陸軍なんだよなぁ。 完成写真だとキッチリ空軍の物になっているんだけどね。
ググって見つけたHG師団の帽子はこんなん。砲兵用らしいけど。
頭頂部の国家鷲章は当然空軍型、加えて鉢巻のコカルデも翼付き。ところがキットだと
ご覧の通り鉢巻には髑髏のマーク。国家鷲章が無いのはまだ良いとしても武装親衛隊仕様なんだなぁ。ついでにいうと左胸の鷲章も無い。描けって事なのかしら。
同じくググって見つけた、恐らくモデルであろう写真(↓)
この写真の通り帽子はやはり空軍型。そして右手にはアームバンド。ちなみにこのアームバンドのモールドも無い。
ま、描けば良いんだけどさ。
色々書いたけど出来は素晴しい。TANK独特の癖のある顔は好き嫌いが別れるかもしれないけどね。
★★★★☆(4)かな。
じゃあ、今日はここまで。
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