ニューコネクション ルッチャー

いよいよワンフェスまであと一週間と迫りカタログを眺めていると何としても欲しい物がいくつか見つかり、物欲の炎で身が焼かれているせいで妙に焦げ臭い生活を送っているcutnipperです。ごきげんよう。 このごきげんようという挨拶、マリア様がみてるという作品で中学時代に知り、その当時は「ああ、山の手の言葉なんだなぁ」とか思っていたら、使うハメになる高校に入学してしまったのは以外でした。

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欲しくて欲しくて溜らなかったニューコネのルッチャーが、ひょんな事で手に入ったので早速組立開始。嗚呼、手付きのキットだけが増えてゆく。

取説によると、実車のルッチャーは二人載りの軽戦車駆逐車(軽/戦車駆逐車)として1942年に計画が開始されるも、1945年までモックアップしか完成しなかった、という曰くつきの車両。このキットはBMW設計案をベースにしているとのこと。特徴は驚異的な低車高に加えて低反動砲を”並列”二門装備する予定だった事。加えて要求された戦闘射程が700mと極端に短い事など。恐らく完全な待ち伏せ用の車両なんだろうなぁ。 ちなみに二人乗り。 キット内部のインテリアを信じるなら、砲手兼装填手兼無線手と運転手兼車長という分担になるっぽい。しかもヘッツァーでも随分文句が出たらしいレイアウト、つまり砲の車体軸に対するオフセットという配置をしている為駆動軽にも負担がかかったに違いない。そんな車両。

凄いよ、このキットは。少ない部品数でしかも若干のインテリア付き。履帯と起動輪はニューコネのオーソドックスな構成に準じてフリウル。 金属砲身も勿論付属。こう書くと完全無欠のキットに聞こえるけれども、まず第一ニューコネはあまり抜きの評判が宜しくないのでそれぞれの部品の整形状態が非常に恐しい。その上完全に各部が収縮してしまっているらしく、パーツの合わない事合わない事。そもそもダボが合わなかったりするし。それでもここまでは出来た。どうも元々の原型時点で起動輪とフェンダーのクリアランスがかなりタイトになっているらしく、あちこち歪んでしまった現状ではどう頑張っても干渉してしまう。しょうがないので起動輪取り付け基部を切り落として若干起動輪自体を下げる事で解決する予定。 誘導輪の位置は弄らなくても良い…よね。多分。部品を合わせていると原型自体の精度はけっして悪くないんだろうな、というのが見えるけれども、いかんせん部品の抜きがヒドい。歪める部分は全て歪んでる感じ。

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車軸って言うのかな?転輪支えてるパーツ。 先端には漏れなく気泡で穴が空いているのでタミヤの光硬化パテを充填して整形。光硬化パテ大活躍。が、チューブの蓋にヒ ビが入っているので使用する度に手に硬化パテがついてしまう諸刃の剣。 でも便利なので許容する。

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車体下部兼インテリア。しょっぱい出来。よってハッチは全閉じ。

車両自体がかなり特殊な物なので、資料もへったくれも無し。細かい事をさして考えずに作れる辺り最高です。

じゃあ、今日はここまで。

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