[書評]Osprey Pub. ? Men-at-Arms 380 “German Army Elite Unites 1939-45”

今回も老舗オスプレイの本を一冊紹介。タイトルからわかる通り、ドイツ軍の"Elite Unit"に焦点を向けるという中々見ない分類分けをしている一冊。著者はGordon Wiliamson氏との事で、今手元にあるオスプレイの著者を確認したら4/5が彼の著作でした。

さて冒頭にも述べた通り、ドイ軍の"Elite Unit"というちょっと変わった括り方で構成されているこの本。この場合は恐らく部隊と訳すべきなんだろうけど、より正確に言えばこの本は兵科よりも師団と連隊+ティーガー大隊に注目して構成されている。取り扱われているのは

  • グロスドイッチュラント師団
  • フェルトヘルンハレ師団
  • 第119 & 第19 歩兵連隊 "リスト"
  • ブランデンブルグ装甲擲弾兵師団
  • 第5騎兵連隊 ”Feldmarschall von Mackensen”
  • 第44Reichsgrenadier師団 "Hoch und Deutschmeister"
  • 第116戦車師団 "Windhund"
  • 第21戦車師団
  • 第24戦車師団
  • (第130)戦車教導師団
  • 第3山岳師団
  • 第5山岳師団
  • ティーガー戦車大隊群

とメジャー所は全部抑えてる感じ。それぞれの師団/連隊毎に師団の編成から降伏までを含む概説、その師団/連隊を構築している主な所属部隊師団/連隊指揮官服装や徽章における特筆事項と過不足なく情報を含んた構成は実にオスプレイスタンダード。特にこの徽章部分がミソで、例えば第116戦車師団の「走る犬」のパッチや第24戦車師団のGolden Yellow(通常はローズピンク)のパイピングの事にもキッチリ触れている。フィギュア塗る時にちょっとしたアクセントとして欲しい情報がちゃんと入ってる。多くのエリートとされる師団/連隊が持っていたアームバンドのディティールが見られるのは中々有り難い。何種類か存在する場合はそれぞれのモデルを実物写真で掲載してくれている。

カラーイラストは半身のイラストも入れて25例。写真から起こしたと思しきイラスト群ながら、クオリティは非常に高い。幾つかあまり目にしない装備のイラストも含まれていて、礼装のグロスドイッチュラント師団兵士と表紙にも使われているGD師団の野戦憲兵(ゴルゲットが違う)なんかは特に興味を引かれる。

総評としては、まぁ、いつものオスプレイです。師団事のアームバンドとかその辺の微妙な差異を知りたい人には良いんじゃないかと。

★★★☆☆(3)

じゃあ、今日はここまで。