些か古い話になってしまうんだけれど、去る7月26日にワンダーフェスティヴァル2009[夏]に行って参りました。そんなわけで軽くレポなんぞをしてみる。今回は幕張という事で往復の電車賃が2000円ぐらいかかってしまってちょっと嫌な気分。有明の方が家から近いんだよなぁ。並ぶ時日陰なくてちょっと辛いけど。
最寄り駅で5時00分の始発に乗り、海浜幕張駅への到着が6時25分。毎度の事ながら日本の鉄道機構の時間に対する変質的なまでの拘りには頭が下がる下がる。幕張までの距離が近付くにつれて「嗚呼目的地は同じですね」って感じの人がゴリゴリ増えて行くのにちょっと苦笑。一緒に行った友人S氏の到着は45分頃だったので、都合15分程待った事になるのかな。
到着した時点で割と列が出来ていてちょっとヤバいかな、と内心思う。
が、何とかなるだろう、といういつもの楽観的な視点で押し殺す。
炎天下外に並んでいたとはいえ、幕張メッセでの開催という事で非常に海風が強かった為暑さを感じる事はあまりなかった。いやぁ、良いもんだ。我々が並んだ後も延々列は伸び続け、こんな感じに。さらにこの奥で一回曲って隣の駅の方に向けて延々伸びてるんだけどね。
で、開場後は一路お目当てだったDimension Driverさんの所へ。S氏にもご足労願う。既に長蛇の列が出来ていて結構ガチでビビる。
しょうがないので並ぶ。初めて大手ディーラーという物に並んだあぁ。
そうこうしているうちに列は延びる。超伸びる。ルフィぐらい伸びる。
その間にS氏に頼んで、fgで見てから気になっていたikasaさん原型 / D-PLACEさん発売の「丑のお姉さん」を買ってきて頂く。この乳とこの顔。ドストライク。この優しそうな目ときたら! 半身像なのも良し。何でだろうか、昔から半身像だとかバストモデルって憧れがあるんだよね。高いから手は出せないけれど、ヒストリカルフィギュアでもバストモデルを塗ってみたい/欲しいって気持はいつもある。
S氏は無事に購入して戻って来て下さった。が、帰路で茸の話で盛り上がったとの事で、随分と戻って来られるのに時間がかかった。あまり方向感覚の宜しく無い方なので列に並んでいるこちらとしては迷ったのかと心配で心配で。その後すぐにお目当てだった「エンジェラン・ザ・バニー」を無事に購入できた。列が長すぎて自分の番が回ってくる前、並んでる途中で売り切れになったらどうしようかとヒヤヒヤしていたので一安心。バーチャロンもバーチャロイドも大好きでかつ肉々しい女性大好きな私にとっては正に福音の如きこのアレンジ。良い。凄く良い。
その後は成人向けコーナーへ。何故か今年からそんなエリアが新設された。別にやましい物を買おうとしているわけではないのに、ディーラーがその中に配置されている為入る為に身分証を見せなくてはいけなかった。ま、スンナリ行けたので良しとする。ま、でも実際最近ヲタ物に過剰に規制をかけようとしている一派が存在する事を考えると、止むを得ない処置なのかもしれないなぁ。 確かに全裸のフィギュアも結構あるわけだし。
しかしまぁエロフィギュアに群がる人の多い事多い事。それもご大層な一眼レフの機材とか持ってさ。ちょっとどうかと思うんだよなぁ。特にそういう人に限って、チェックのシャツにジーンズ/バックパックで首からタオル、みたいなステレオタイプなヲタっぽい見た目をしてるのが更にちょっと嫌な気にさせる。もうちょっと自分の見た目に気を使わない?そりゃヲタ向けイベントだし自分だってヲタだけどさ。
とにかく今回は全体のレベルが高い。それこそガレージキットとしてはべらぼうなぐらいに。その技術力で無難に稼ぎに来ている感じ。何だかちょっぴり寂しくなった。アニメやゲーム等のキャラクタ、いわゆる版権物と呼ばれるフィギュアを出しているディーラーはどれも似たようなポーズ、似たようなキャラクタを出しているように見えてしょうがなかった。もっとこう、エッヂの立ったアレンジとか微妙なキャラチョイスとかがガレキの醍醐味だと思うんだけどなぁ。
ちょっとディーラー名を失念してしまった物の、妙に出来の良かったメタルスラッグフィギュア
前回のワンフェスで最後まで購入しようか迷った半眼工房さんで、「松代衛子」を購入。 女子挺身隊のフィギュアというとても右や左や祖父達には見せられないフィギュア。出来もベラボウに良いもんだから尚更見せらんねぇ。とはいえ顔、スタイル、そしてそのモチーフが私の琴線に触れまくり。何より重要なのは非常に格好良い事。うん。文句無し。抜刀ポーズですだぜ?
非常に迷った物の、手持ちに不安があったので購入は見送らざるをえなかった物の、絶叫機械さん製作の世界の殺人者シリーズの出来があまりに良くてしばしS氏と眺めて感心。人種的な特徴や殺人者達の持つ狂気みたいな物の再現度が非常に高かったように思う。本当に出来良いんだよ、コレ。骨格の違い、目の狂気、造形物として最高。殺人鬼シリーズってのがひっかかる人もいるかもしれないけれど、素敵なんだもの。作り手の何か信念のような物が感じられたのが非常に記憶に残ってる。一個無理しても買えば良かったかなぁ。
ディーラーの中の人達はあまりにニッチ需要の為話題にされているのに慣れていないらしく、ブースの前であーだこうだ話している我々に妙に緊張していたのが印象的でした。
1/6や1/8のエッチング眼鏡を作っていた五菱重工さんでオリジナルキャラのムッチムチのお姉ちゃん”改”を購入。記念すべき初美少女フィギュアになるのかしら。とりあえず組んで塗装してみた物の、何か違うのでドボンする予定。何が難しいって調色。今までがミリタリーフィギュアばっかりだから、どうしても調色の加減が解ない。いや、素直にMr.Colourで塗れよ、って言われるかもしれないけれど、それをハンブロールで塗ってこそ意味があるんじゃないかしら、とか訳わかんない意地を張っております。とりあえず色の参考にする為クレオスの美少女フィギュアフレッシュセットを購入。これを見本としてハンブロールを調色する予定。
素晴しい出来だったGKカタカムさんのサムス・アランとクラン・クラン(ゼントラン/マイクローンセット)。
特にサムスはバイザーの中に顔がちゃんと入っているあたり芸コマ。メトロイドまで付属するあたりは「わかってるねぇ」という感じ。
クランの方もマイクローンの時の幼さと、ゼントランの時の凛々しさみたいな物がちゃんと作りわけられていて驚愕。S氏御購入。 一緒に売られていたジャイアントロボも凄い出来だった。
S氏が去年も惹かれ、今年遂に購入したサンダーロードスタイルさん。
素晴しい造形とカッ飛んだアイディア、正にガレージキット。
他にも物凄い男臭いフィギュアを沢山作ってらっしゃるんだれど、よりによってこの二枚以外の写真がブレブレだったのでこれだけ。
他のアイテムも良い意味で狂ったラインナップでした。
その後しばらくブラついて成人ブースを出る。
友人が欲しがっていた、剛本堂さん製作エロ4コマ漫画「放課後プレイ」の彼女。速攻売り切れたらしい。
原作が持つ独特の歪んだ感じの絵柄を破綻なく立体化したセンスは流石。うん。あったら欲しいもん、コレ。
道中で見つけた天元突破グレンラガンよりヨーコの幼女アレンジ。これも幼女っぽさがしっかり出ていて興味深い。確か最後まで売っていた筈。お金にもう少し余裕があったら買ってたかもしれないなぁ。
あらあらこまった堂さん制作。このディーラーはそれぞれポーズのつけかたが非常に魅力的だった。一緒に出品されていたストライクウィッチーズのキャラクターは正に「動」というべきダイナミックなポーズ、そしてこのヨーコの「静」、加えて後ろにチラっと写っているキャラクターの「立ち」、どれを取っても重心の取り方とか最高だった。
スタジオ猿分室さんでヨーコを購入。
他のラインナップも非常に出来が良かった。プロらしいしね、ここの人。
どこのディーラーか失念したけど、ブラックラグーンのロベルタ。超ヤベェ。これは売り切れるのも理解。そして見本の塗装が素晴しい。この血飛沫の飛び方は正に生物から飛び散った感じ。昔大手術を終えた祖父の白衣はこんな血の飛び方だった。
真!!おやじ天国さんのゲッターロボ3人胸像。ポーズといい表情と良い完璧。石川顔だし。
去年も買い物をしたプラヅマ法力模型さん。今年の目玉はアイドルマスターととらドラ。とらドラより大河は瞬殺だったらしい。もちろんim@sの伊織んも同じらしい。が、そんな物にはまったく目をくれなかったのが私。隣で他のお客さんがその辺りの女の子の写真をバシャバシャ撮っているのを尻目に、THE・ビッグオーの胸像をバシャバシャ撮る。
いやぁ、出来良い。実に良い。この後ゴードンを購入したんだけども、どうやらその状況でゴードンを買うとは想定しなかったらしく、「ゴードン下さい」つったらパニくっておりました。帰宅後即塗装で即完成。
そして一番の目当てだった、Mフィールドさんへ、モデラー少女を買いに侵攻。
「そんなに今回は数出ないでしょうから、焦らなくても平気だと思いますよ」と仰っておりましたが、行ってみたら殆ど売り切れておりました。間にあって良かったぁ。fgで見た瞬間から欲しかった代物。可愛いし、エアブラシ持ってるし。何が私にそこまでヒットしたのか今だにわからない。でも、本気でこれが欲しいと思った。カナダに帰るまでに作らなきゃなあ。
そんなわけで欲しかった物は殆ど買う事が出来たワンフェスでした。素晴しい。実に素晴しかった。
じゃあ、今日はここまで。
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