標準レンズ広角レンズ望遠レンズなんて言い回しをカメラ周りだと良くしますが、感覚的な物で言うとこれ50mm = 標準レンズって何か違うんじゃないかってずっと思ってるんですよね。一眼レフにおける50mmってエラい狭いというか、窮屈な感じが強くて。ならばいっそもう一歩窮屈に58-60mm程度まで行くとグっと使い勝手が良くなると言うか。対照的にレンジファインダで使う50mmの開放感と来たら。ファインダ内で写る範囲より外側が写る為かもしれませんが、引いて広角寄って望遠、みたいな、これぞ標準、これぞ万能、みたいな感覚を覚える時が多々御座いまして。やっぱり50mm = 標準っていうのはRFに対してこそ当て嵌る言い回しなんじゃないかなぁ。
で、そんな事を考えていたら、標準の次の一本として使用頻度の高い35mmレンズ、それもライカ用の35mmレンズで未だにシックリくる物が無いという事に気付いてしまいまして。これはマズい、これはヤバいとか思いつつ、何かイカした35mmレンズが欲しい、欲しい、とても欲しいとか思い始めました。
例えばこれが標準域なら、手前の手元には誉れの旭光学smc Pentax-L 43mm F1.9 Specialという50mmから半歩広い傑作が御座いますし、Rollei Sonnar 40mm F2.8HFTという更にそこから1/3歩広めたレンズも手元にある。
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35mmを飛び越して28mmまで言えばLTM (L39)に改造されたG Biogon 28mm F2.8というキテレツなまでの業物があって困らないし、所謂ハイローミックスのロー側としては非常に好きなCanon Serenar 28mm F3.5がある。
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そうすると35mmがなー。ポッカリなんだよなー。一応MS-OpticsのReiroal 35/1.4とCanon Serenar 35/3.5、それとJupiter-12 35/2.8の3本は有るんですが、いやなんかこう、一本キレた、面白いレンズがっても良いじゃないか、というのが心に御座いまして。
- Zeiss/Cosina C Biogon 35/2.8:
Pros: かなり緻密な描写との噂。性能的には↓のSummicron 35同等から上というレビューも散見される。現行品だから新品で買う事もできるし中古なら手頃な値段だしコンパクトだし良さげ。何よりZeissって凄い(思考停止)
Cons: キレてはいるけど面白いかと言われるとやや謎。 - Leitz Canada Summicron 35/2:
Pros: 誉れのライツカナダ。性能を期待するのではなくライツカナダの為に欲しい。しかもズミクロン。強い。
Cons: ゲロ高い。15万越えコース。 - Rodensctock Heligon 35/2.8:
Pros: 超高性能だし写りはヤバいし小型だし、という評判。随分長い事気になってるので買ってしまうのもアリ?
Cons: 今一作例を見かけないので踏み出し辛い。 - Nikon Nikkor 35/2.5:
Pros:とある方よりオススメされているのできっと強い。「Summaronより面白いですよ」という言葉も心強い。
Cons: あんまり作例を見た事がない。玉も少なめ。
買い物って何買おうか悩んでる時が一番楽しいと思いませんか。あとは夏のボウナスがどれぐらい出るのかとご相談かな、と。
じゃあ、今日はここまで。